売却の流れと媒介契約
ねだんが分かったら、いよいよ家を売るスタートです。とはいえ、家を売るのは、一生に何度もないこと。「なにから始めればいいの?」と心配になりますよね。だいじょうぶ。このページで家を売る全体の流れと、さいしょの大きなポイントである媒介契約(ばいかいけいやく)=不動産会社にお願いするやくそくを、じゅんばんに見ていきましょう。
家を売る全体の流れ ― 8つのステップ
家を売るのは、だいたい次のじゅんばんで進みます。さいしょに全体の地図を頭に入れておくと、「いま、どこにいるか」が分かって安心ですよ。
- 1 相場を調べる・目あてを決める STEP 1
だいたいのねだんを知る
- 2 査定をたのむ STEP 2
何社かに見てもらう
- 3 媒介契約をむすぶ STEP 3
一般/専任/専属専任から1つ
- 4 売り出す STEP 4
ねだんを決めて広告を出す
- 5 内見(ないけん)に対応 STEP 5
買いたい人を家にあんない
- 6 ねだんの相談 STEP 6
買いたい人と条件をあわせる
- 7 売買契約をむすぶ STEP 7
サインして手付金をうけとる
- 8 お金をうけとり、家をわたす STEP 8
のこりのお金・名義へんこう・かぎ渡し
- 9 (もうけが出たら)確定申告 STEP 9
税金の手続き。次の年の2〜3月
ねだん(査定)=売れるねだん、ではない
ここで大事な注意です。不動産会社が出す査定のねだんは、これまで売れた家などをもとに「だいたい3か月くらいで売れそう」と予想したねだんです。その金がくで売れる「やくそく」ではありません。じっさいに売れるねだんは、買う人とのそうだんや、そのときのようすで変わります。
媒介契約は3しゅるい ― 一般・専任・専属専任
不動産会社に「家を売るのを手つだって」とお願いするやくそくを媒介契約(ばいかいけいやく)といいます。これには3しゅるいあります。「何社にお願いできるか」「自分で買う人を見つけてよいか」「会社のやることがどれくらい多いか」がちがうのですね。
| くらべるところ | 一般媒介 | 専任媒介 | 専属専任媒介 |
|---|---|---|---|
| 何社にもお願いできる | ○ | × | × |
| 自分で買う人を見つけてよい | ○ | ○ | × |
| やくそくの長さ | きまりなし(だいたい3か月) | 3か月まで | 3か月まで |
| レインズに登録するやくそく | しなくてよい | 次の日から7営業日以内 | 次の日から5営業日以内 |
| ようすを知らせる回数 | なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
もっとやさしく言いかえると、こうなります。
- 一般媒介=何社にもいっぺんにお願いできる。広く買う人をさがせるけれど、各社「ほかで決まるかも」と本気になりにくいことも。人気の家で、会社どうしをきそわせたいときにむいています。
- 専任媒介=1社だけにお願いする。会社はしっかり動いてくれて(レインズ登録・ようすの報告がある)、自分で買う人を見つけたら直接やくそくしてもOK。ちょうどよく、いちばん人気です。
- 専属専任媒介=1社だけ+自分で買う人を見つけても、かならずその会社をとおす。いちばんしばりが強いぶん、報告は週1回以上、レインズ登録もいちばん早く、会社のやることもいちばん多い。手あつくサポートしてほしいときにむいています。
つまり、「売る人の自由」と「会社のやることの多さ」は、シーソーの関係なのですね。1社に強くしばってもらうほど、会社はこまめに報告し、レインズにも早く登録してくれます。
このページのまとめ
- 家を売る流れは8ステップ(相場しらべ→査定→媒介契約→売り出し→内見→そうだん→契約→お金とかぎの受けわたし)。もうけが出たら次の年に確定申告。
- 査定のねだんは「3か月で売れそうという予想」で、やくそくではない。高すぎるねだんに注意。
- 媒介契約は一般・専任・専属専任の3しゅるい。しばりが強いほど会社のやることも多い。
- かこいこみをふせぐため、レインズ登録の証明と報告のかくにんを。
さいごのページでは、家を売るときにさけてとおれない税金を見ていきます。カギは「5年のかべ」と「3,000万円特別控除(とくべつこうじょ)」の2つですよ。