やさしい不動産用語集
家のお話には、ふだん聞きなれないむずかしい言葉がたくさん出てきます。でも、こわがらなくて大丈夫。ひとつひとつは「なんだ、そういうことか」と思えるものばかりですよ。
このページでは、賃貸で実さいに出てくる順番にそって、つまずきやすい20この言葉をやさしい言いかえでまとめました。意味が分かれば、むずかしそうな契約書(けいやくしょ)もこわくありませんね。
① まずは「人」と「場所」の言葉
はじめに、登場する人と、部屋まわりの言葉からです。賃貸は、大家さんが持っている物件(ぶっけん=部屋)を、仲介(ちゅうかい)会社のお手つだいで借主(かりぬし)が借りる、というかたちでできています。
| 用語 | やさしい言い換え | ひとこと補足 |
|---|---|---|
| 物件(ぶっけん) | 貸し出される部屋・家そのもの | アパート・マンション・戸建をまとめてこう呼ぶ |
| 大家/貸主(かしぬし) | 部屋の持ち主(オーナー) | 家賃を受け取る側 |
| 借主(かりぬし) | 部屋を借りて住む人 | あなた自身。賃借人ともいう |
| 仲介(媒介) | 部屋探しと契約の橋渡し役 | 不動産屋さんがやる仕事 |
| 内見(ないけん) | 契約前に実際に部屋を見学すること | 写真ではわからない点を自分の目で確認 |
② 「お金」にまつわる言葉
つぎは、いちばん気になるお金の言葉です。とくに大事なのが、敷金(しききん)は「あずけるお金で、あとで返ってくることがある」、礼金(れいきん)は「お礼のお金で、返ってこない」というちがいですね。ここはまちがえやすいので、しっかり分けて覚えましょう。
| 用語 | やさしい言い換え | ひとこと補足 |
|---|---|---|
| 敷金(しききん) | 退去時の修理代や滞納に備えて大家に預けるお金 | 余れば返ってくる担保のお金 |
| 礼金(れいきん) | 大家への「お礼」のお金 | 返ってこない。最近は0円も多い |
| 前家賃(まえやちん) | 入居する月の家賃を前払いするもの | 月途中入居なら日割り分も |
| 仲介手数料 | 部屋を紹介してくれた不動産屋への成功報酬 | 上限は家賃1ヶ月分+消費税 |
| 管理費/共益費 | 共用部分(廊下・玄関など)の維持費 | 家賃とは別に毎月払う |
| 更新料(こうしんりょう) | 契約を更新(延長)するとき大家へ払うお金 | 地域・物件による。相場は家賃1ヶ月分前後 |
+消費税
仲介手数料の上限
家賃8万円なら 88,000円まで
③ 「契約」と「退去」でつまずく言葉
最後は、契約のときや、部屋を出ていく(退去=たいきょ)ときに出てくる、少しむずかしめの言葉です。とくに「原状回復(げんじょうかいふく)」と「通常損耗(つうじょうそんもう)」は、退去のときにあなたのお金を守ってくれる大事な言葉ですよ。意味をしっかりおぼえておきましょう。
| 用語 | やさしい言い換え | ひとこと補足 |
|---|---|---|
| 重要事項説明(じゅうせつ) | 契約前に大事な点を専門家が説明する手続き | 宅地建物取引士が書面で行う法定手続き |
| 原状回復(げんじょうかいふく) | 退去時に部屋を「元の状態」に戻すこと | ただし普通の使用による劣化は戻さなくてよい |
| 通常損耗(つうじょうそんもう) | 普通に住んでいて自然につく傷・汚れ | 借主は負担しない(大家負担) |
| 善管注意義務(ぜんかんちゅういぎむ) | 借りた部屋をふつうに丁寧に使う義務 | これを怠った汚損は借主負担 |
| 連帯保証人(れんたいほしょうにん) | 家賃を払えない時に代わりに払う人 | 親などがなることが多い |
| 保証会社(家賃保証会社) | 保証人の代わりをする会社(有料) | 滞納時に立て替え、後で借主に請求 |
| 普通借家(ふつうしゃっか) | 更新できる、ふつうの賃貸契約 | 長く住める |
| 定期借家(ていきしゃっか) | 期間が来たら原則終了する契約 | 更新なし(再契約は要相談) |
| 登記(とうき) | 「この不動産は誰のもの」を国の帳簿に記録すること | 所有権を他人に主張する根拠になる |
言葉を4つのなかまに分けておさらい
20この言葉を「人・お金・契約・退去」の4つのなかまに分けて、あたまの中に地図を作っておきましょう。こうすると、ごちゃごちゃにならずに思い出せますよ。
言葉の地図ができましたね。ここから先は、いよいよ本番です。賃貸のページに進んで、「部屋探しから入居までの流れ」をいっしょに見ていきましょう。