不動産まるわかり大全

購入の流れと諸費用

買いたい家のイメージがかたまったら、いよいよ手つづきです。家を買うときは「お金の用意」と「家さがし」の2つを同時に進めていきます。さがしはじめてから住めるまで、だいたい数か月〜半年くらい(注文住宅なら1年以上)が目あすですよ。このページで、ぜんたいの流れとお金のことを、じゅんばんに見ていきましょう。

家を買うまでの流れ(じゅんばん)

まずは、住めるまでの流れを上から下へ見てみましょう。家を「買いたい!」と手をあげるのは早いもの勝ちです。だから人気の家では、お金を借りられるか先にしらべておく(事前審査)と、スムーズに進みますよ。

図1 家さがしから住むまでの流れ。手付金は契約のとき、のこりのお金は最後にはらう

家のねだんとはべつにかかるお金(諸費用)

家を買うときは、家のねだんとはべつに、税金や手数料、保険のお金がかかります。これをまとめて「諸費用(しょひよう)」と言いますね。目あすは新築で家のねだんの3〜7%、中古で6〜10%くらい。原則として現金(げんきん)で用意します。

105.6 30 20 40 209.6 万円
  • 仲介手数料
  • 登記・司法書士
  • 家を買う税金
  • 印紙税
  • ローンの手数料など
  • 火災・地震の保険
図2 3,000万円の中古の家を買うときの諸費用イメージ(約7%=約210万円)。じょうけんで変わるめやす

諸費用は、大きく「税金」「手数料」「保険」の3つのなかまに分けられます。

  • 税金(ぜいきん):契約書にはる印紙税、登記(とうき=「だれの家か」を国の帳ぼに書くこと)の税金、家を買ったときに一度だけかかる税金など。
  • 手数料(てすうりょう):仲介手数料、登記をしてくれる司法書士(しほうしょし)へのお礼、ローンの手数料など。
  • 保険(ほけん):火事や地震にそなえる保険。一戸建ては地震ふくめて1年で5万〜9万円くらいです。

仲介手数料のかんたん計算

仲介手数料は、家をしょうかいしてくれた不動産屋さんへのお礼のお金です。法律で「これ以上はダメ」という上限が決まっていて、それより高く取ることはできません(安くするのは自由です)。

400万円より高い家なら、計算がいっぱつでできるかんたん式があります。式はこれです。

式は(家のねだん × 3% + 6万円)× 1.1ですね。「+6万円」は、計算をかんたんにするためのちょうせい分。さいごの「×1.1」は消費税10%のことです。むずかしく見えますが、ねだんに3%をかけて6万円たして、さいごに1.1をかけるだけ、とおぼえれば大じょうぶ。

手付金・大事なせつめい・契約

契約のときにはらうのが手付金(てつけきん)です。「この家、ぜったい買います」というやくそくのしるしとして、買う人が売る人にわたすお金ですね。だいたい家のねだんの5〜10%(3,000万円なら150万〜300万円)。このお金は、さいごに家のねだんの一部にあてられるので、べつに取られるわけではありません。

契約のには、専門の人(宅地建物取引士=たくちたてものとりひきし)が、その家の大事なことを書面でせつめいしてくれます。これを大事なせつめい(重要事項説明)と言います。じゅんばんと、たしかめることを見てみましょう。

図3 大事なせつめい(契約の前)→ 契約・手付金、というじゅんばんとチェックすること