不動産まるわかり大全

部屋探しから入居までの流れ

部屋を借りるのは、何度もあることではありませんね。だから「次は何をすればいいの?」と不安になりがちです。でも大丈夫。やることはたった6つのステップだけ。じゅんばんを先に知っておけば、ひとつずつ落ちついて進められますよ。

ぜんたいは6ステップ

まずは、ぜんたいの流れを見てみましょう。下の図は、時間の流れにそって、やることをならべたものです。いちばん早くて2週間、ふつうは1ヶ月くらいかかると思っておくと安心ですね。

図1 部屋探しから入居までの6ステップと、かかる日数の目安

では、ひとつずつ見ていきましょう。

STEP1:物件さがし(部屋をさがす)

まずは「どんな部屋に住みたいか」のじょうけんを決めます。住みたい場所・家賃・部屋の広さ・駅から歩いて何分か・建ってから何年たった建物か(築年数=ちくねんすう)・どんな設備があるか、などですね。

じょうけんが決まったら、SUUMO・HOME'S・アットホームなどの検さくサイト(たくさんの部屋を集めたサイト)や、町の不動産屋さんで部屋をさがします。

STEP2:内見(ないけん=部屋を見に行く)

気になった部屋を、じっさいに見に行くのが内見です。写真だけでは分からないことを、自分の目・耳・鼻でたしかめる大事なステップですよ。できれば2〜3つの部屋を見くらべましょう。1つしか見ないと、それが良いのか悪いのか、くらべるものがなくて分からないからです。

日当たり 時間帯による明るさ におい カビ・前住人の生活臭 収納 広さ・数は足りるか 水回り キッチン・風呂・トイレ 周辺環境 スーパー・騒音・治安 携帯の電波 部屋の中で繋がるか 内見チェック
図2 内見でチェックしたいポイント

STEP3:申込(もうしこみ=「借りたいです」と伝える)

「この部屋を借りたいです」と伝えるのが申込です。申込書に、名前・はたらいている場所・お給料などを書いて出します。ここで大事なことがひとつ。申込は、まだ契約ではありません。申込のあとでも、やめられることが多いのです(ただし、契約をしたあとでやめると、お金がかかることがあります)。

STEP4:入居審査(にゅうきょしんさ)

大家さんや管理会社が、「この人に部屋を貸して大丈夫かな(=毎月ちゃんと家賃を払えるかな)」をたしかめるのが、入居審査です。「審査(しんさ)」とは、調べてOKかどうかを決めることですね。だいたい3〜7日くらいかかります。お給料や、どんなお仕事をしているか、同じ職場で何年はたらいているか、などを見られます。

目あすは「家賃は、手取りのお給料の3分の1まで」。たとえばピザを3つに切って、その1つぶんまでが家賃、というイメージですね。審査でも「お給料が、家賃の3倍より多いか」がよく見られます。

図3 家賃と必要な月収・年収の早見表(目安)
審査でよく使われる収入の目安

STEP5:大事な説明を聞いて、契約する

審査に通ったら、宅地建物取引士(たっけんし)という国の資格を持った人から、部屋や契約の大事なことを説明してもらいます。これを重要事項説明(じゅうようじこうせつめい)、みじかく「重説(じゅうせつ)」とよびます。これは法律で「かならずやりなさい」と決められた手つづきですよ。

説明を聞いて「うん、なっとくできた」と思ったら、契約書に名前を書いてハンコをおします。そして、はじめのお金(初期費用)を払います。

STEP6:入居(にゅうきょ=かぎをもらって住みはじめる)

契約がはじまる日にかぎを受け取って、いよいよ引っこしです。ここで、かならずやっておきたい大事なことがひとつありますよ。

これで、部屋さがしから入居までの流れが分かりましたね。次は、契約のときにまとめて払うはじめのお金(初期費用)の中身と、不動産屋さんに払う手数料のルールを、くわしく見ていきましょう。